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kamiz | | ブログ

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会社の引っ越しで事務所内を片付けていたら、10年くらい前に初めて購入したMac OS Xがでてきた。OS X 10.0か10.1だと思う。OS 9同梱。懐かしいでしょ。

その頃ボクが担当していた業務は、マンションのパンフレット用図面作成。設計事務所からDXFデータを入手し、Illustrator8.0でトレースし、パンフレット用間取り図を作成していました。こういう割とフレキシブル性が必要な仕事は、ウチの事務所のなかでも新し物好きのボクに回ってきていました。

パンフレットの仕事はいわばDTP系のお仕事なので、MacintoshとIllustratorを駆使して、印刷会社や広告代理店とやり取りを行うことになります。しかしウチは設計事務所。広告関係の知識もIllustratorの知識もありません。Windowsだらけの社内でしたので、Macintoshなんて見た事も触った事もない別次元のモノでした。

幸い、ウチの社長もボクと同じく新しい物好きなのですが、なんと自宅にPowerMac G3 MT300 が眠っているという。それを会社の持ってきてもらいました。初めて電源を入れたらOS 9でした。もちろん「訳わからん...」社長も「使い方がよくわからん」と言う始末。しかたなく本屋に行き、Mac系の雑誌や専門書を片っ端から読み込みました。2001年くらいだったので、まだネットで気軽に情報収集できる環境ではなかったのです。

しかしMacintoshだけでトレースできるわけではなく「Illustrator」というソフトが必要だということがわかり、社長に聞くと「Windows版ならあるよ」という始末。MT300持ってるのにWindows版って...? しかしIllustratorを使いこなさないと仕事にならないのでWindowsでIllustaratorを独学で学ぶことになりました。教材はトレースデータで勉強しながら納品データを作図しました。

ド素人がプロのDTP職人と電話しながら、
ボク「ここの線が...」
プロ「あぁ、キッチン右下の"ケイ"ですね」
ボク「そう、そこの"ケイ(?)"です(ケイ...?)」
なんてやり取りを、騙し騙しおこないながら、DTPの基本的な事柄を学ばせていただきました。仕事なので納期があるわけでして、勉強しながら納期を守りつつなんて不可能に近い事を、極限の気合いと若さでなんとか乗り切りました。すると次々にトレースの仕事が舞い込んでくるようになりました。広告業界の仕事は昼間も夜中も関係なく電話やメールがガンガン届きます。深夜3:00に新宿まで3校を納品にいくとかザラでした。色校で大チェックが入って3日間不眠不休とかよくやりました。おかげさまで、Illustratorを使いロゴデザインやWebパーツの作成をするようになり、Macintoshに出逢うことができ、Mac OSの素晴らしさとMacintoshの使いやすさに感銘を受け、PowerBook G4を自分で購入するまでになることができました。もちろんインターネットやWebデザインやブログを書くようにもなりました。

そして今、iPhone、iPad、MacBookProと自分のライフスタイルを便利に楽しくしてくれる道具に囲まれて生きています。そんなコトを思い出しながら、人々のライフスタイルを大きく変えたジョブズに改めて敬意を表するとともに、ご冥福をお祈りいたします。

ありがとう、ジョブズ。

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