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kamiz | | iPad

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新しいiPadが煮えきらないワケ

新しいiPadが発表されましたね。ピクセル密度は264ppi、2,048×1,536ドットの超高精細ディスプレイ「Retina Display」が搭載されました。フィル・シラー氏は「新聞より滑らかで高精細」みたいなコトを言っていました。彩度も44%アップ。素晴らしいiPadになりました。まさにiPadの完成系だと言えるでしょう。

しかし革新的な魅力を放つのはRetina Displayだけとも言えると感じます。何故かといえば、新しいiPadに搭載された次世代通信規格LTEの通信方式は日本のソフトバンクでは利用できない。という部分です。

LTEの通信方式は二種類ある

次世代通信規格であるLTEですが、通信方式は二種類あります。北米がメインとするのはFD-LTD(FDD)です。中国やインド、日本のソフトバンクはTD-LTE完全互換のAXGP(TDD)です。欧州はFDD主流で補完的にTDDという具合です。そして新しいiPadのLTEはFDDなのです。つまり、少なくとも現時点では日本で発売される新しいiPadのLTEは利用できないのです。

ソフトバンクも興味を示す「TD-LTE」の正体

LTEのFDDとTDDの違い - PHS-MOBILE.COM

ソフトバンクはTD-LTE準拠のAXGP

W-CDMA、PDC、GSM、CDMA2000などがFDD方式。
PHS、XGP(次世代PHS)、AXGP、WimaxがTDD方式です。
ソフトバンクはウィルコムの次世代PHS規格であったXGPを入手しTD-LTE互換のAXGPを開発しました。つまるところ、ソフトバンクの4GはTDD。ドコモのXiはFDDなのです。そして新しいiPadのLTEはFDDなのです。ムムム。

LTE(Long Term Evolution) - @IT

まとめ

世界のLTE動向的には、FDDが主流。FDDとTDDの技術的には大きくは違わないため、最近ではFDDとTDDのデュアルバンド方式を模索している模様です。

LTEの普及状況(その3)TD-LTEの動向 : Cartan's Blog

以前、Appleと中国移動(チャイナモバイル)との間で「次期iPhoneにTD-LTE対応を確約」というニュースがありました。

TDDの推進団体「Global TD-LTE Initiative」(GTI)を日ソフトバンク、中国移動、英ボーダフォン、印バーティエアテルの4社が設立し、世界的にTD-LTEを大規模展開させていく構えです。

[MWC2012]GTIサミットでソフトバンク松本氏が「TD-LTE」商用開始をアピール - ニュース:ITpro

LTEは規格及び方式が世界各国でバラバラであり、各国内でも本格的にサービスが開始されていない感のあるLTEを新しいiPadに搭載してきたのは、ある意味、Appleの実験的なことなのかもしれません。現在、日本で唯一の新しいiPad販売キャリアであるソフトバンクもSoftBank 4Gを開始したばかりです。

しかしながら、ソフトバンクが総務省より900Mhz帯の免許交付を受けたのは魅力的な材料です。プラチナバンドである900Mhz帯をFDDに利用できるからです。

そう遠くない将来、LTEデュアルバンド搭載のiOS端末をAppleが開発し、FDDとTDDの両方を確保したソフトバンクから販売されるのではないかと睨んでいます。

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