文章力アップには「伝わる! 文章力が身につく本」を読むべき

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コンビニのコーヒーのはずれ具合に激おこプンプンな@kamizです。こんにちは。

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あなたは、文章を書いてますか。ブログ始めたんだけど、何を書いてよいのかわからない、ネタを文章でまとめたがなんだか物足りない、まわりくどい言い回しになってしまう、文章が長く続かない、書いた文章が読みにくい、など、文章を書くのが億劫になっていませんか。

今回は、ステップを踏めば文章力が確実にアップする書籍「伝わる!文章力が身につく本」を紹介します。日本語文章のプロが80コのポイントを整理した本です。ボクはこの本を読んで、自分の文章の酷さに驚きつつも欠点や改善点を見つけることができました。

伝わる! 文章力が身につく本 (基礎からわかる
小笠原 信之
高橋書店
売り上げランキング: 5,828
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日本語文章のプロから文章の作成に関する80の基本的な考えやノウハウやテクニックが学べる

著者の小笠原信之氏はジャーナリストとして38年間、文章を書いてきた人です。本業とともに、大学の講師として、学生やビジネスマン、プロのライターや一般人などに日本語の文章についての指導経験から得た日本語文章の作成に関する80の基本的な考えやノウハウやテクニックが、初心者向けにわかりやすく説明されています。

日本語の文法と言葉使いを学べる

第一章は文章の土台を固めるポイントを学べます。文章を構築する主語、述語、形容詞、名詞、副詞、助詞の伝わりやすい並べ方や、これ、それ、あれ、どれ、などの指示語を使わない理由や、ひとつの文にはひとつの意味とすると理解されやすいことなど、日本語の基本的文法を学べます。

レポートや論文、ビジネス文章など、伝わる文章の骨格が学べる

結論を冒頭に伝え、その根拠となるデータ、専門家の意見等、物事の背景と要因など、分析と改善策を述べる。など小論文やビジネス文章に活用できる文章の組み立て方を学べます。

言葉を繋ぐテクニックが具体的で意味が分かりやすい

本書は伝わりやすい日本語文章の具体的なテクニックが数多く紹介されています。こいつはすげぇな!と感じた内容を紹介します。

「副詞と動詞」「形容詞と名詞」を近づける

原文:ともあれ困難が予想されるかもしれないが、始めよう。
改善例:困難が予想されるかもしれないが、ともあれ始めよう。

引用元:小笠原信之. 伝わる!文章力が身につく本. 高橋書店, 2011, p18

ブログ文章を思うがままに書きなぐると陥る症状ですね。頭の中では「副詞+述語(動詞)」で文章が成り立っていて、キーボードを打ちながら副詞や形容詞をリアルタイムで追加していくので、文章の構成が雑になっていることが原因です。「ともあれ」という副詞を「始めよう」という述語(動詞)と近づけると、シンプルにダイレクトに意味が伝わります。

主語を示す「は」と「が」の使い分け①

原文:昔々、ある所におじいさんとおばあさんは住んでいました。おじいさんが山へ芝刈りに、おばあさんが川へ洗濯に行きました。
改善例:昔々、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

引用元:小笠原信之. 伝わる!文章力が身につく本. 高橋書店, 2011, p130

「は」と「が」は、なかなか使い分けが難しい例ですよね。本書では「既知」の情報には「は」、「未知」の情報には「が」を使うと伝わりやすいと解説しています。例えば、
「○○さんは何をしているの?」→「○○さんは書類を作成しています」という文章は、「○○さん」という「既知」の情報が主語なので「は」を使います。
「誰が書類を作成しているの?」→「○○さんが書類を作成しています。」の場合は、「誰が」という「未知」の情報なので「が」を使います。
このように「は」と「が」を使い分けることを提案しています。

本書を読んだあとに自分の文章を読み返すと、自分の文章の特徴や欠陥がよくわかります。装飾語が多くなってしまう、ひとつの段落にいくつもの話を盛り込んでしまう、ひとつのセンテンスが長い。など、人それぞれ文章を書く際のクセがあります。読みやすく伝わりやすい文章とはクセの少ないシンプルでダイレクトな文章です。

本書で自分の文章を改善する方法

本書を読み自分の文章の欠点や改善点がわかれば、あとは自分の文章を添削するのみ。どんどん改善していく習慣をつけましょう。文章は書いていく毎にどんどん改善されていきます。ましてや本書で学んだことを意識していけば、伝わりやすい日本語の文法が身につきます。自分の文章を誰に向けて書くか、どんな言葉で書くかを常に意識しましょう。

まとめ

伝わりやすい文章というのは、教えられるものではなく、自分で文章を書いて切磋琢磨していくものです。本書は小中高までに教わった国語の内容を忘れつつある大人のための伝わる日本語文章の教科書だといえます。本書を読み、自分で文章を作成し、添削し、表現を磨き上げていく。ステップを踏んできちんと学べば文章力は確実にアップします。

自分の伝えたいことがうまく文章にできると楽しくなってきます。伝えたいことを伝わりやすい文章にしてネットで世界中の人々に伝えてみませんか。

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