SIGMA|株式会社シグマの本社にいってきた
子どもたちは夏休みが始まってすっかり夏本番。夏はデジカメの出番が劇的に増えますね。
Canon EOS Kiss X4にSIGMA 30mm F1.4のセットをメインに撮っているのですが、子どもの目にAF合わせた写真をMacなどで等倍で見ると、顔の前の髪の毛だったり、耳の後ろの髪の毛にピントがキていて前ピンか後ピンなのか、狙った所にピシッとピントが合わない写真ばかり。AFは画面中央にしてるんだけどなぁ。
それじゃってコトで、レンズの販売元シグマにSIGMA 30mm F1.4のピント調整をお願いしてきました。
歴代のカメラとレンズが展示されとる
車寄せ奥にあるメインエントランス。オートドアを開けコンパクトな風除室を抜けると、広いロビーがあり打ち合わせ用のテーブルとチェアのセットが何台かあります。正面右側には受付があり、受付の奥は事務室になっていて、社員さんたちが一生懸命お仕事されていました。
受付に近づくと、社員さんの女性の方が気づいてくれたようで、スクッと立ち上がり受付の奥に飛んできてくれました。「レンズのピント調整調整をお願いしたいのですが」と来社の旨を伝えると「かしこまりました。担当者を呼んでまいります。そちらでお待ちください」とのことで、テーブルにデジカメをおいて待機することにしました。
すると先ほどの女性の方が紙コップにお茶をくんで持ってきてくれました。しかし見事に湯気がたっています。まぁ夏にしては外気温22℃で涼しい日でしたので「気を使ってくれたんだな。ありがたいなぁ」と何気なくフーフーしながら飲んでいたら「すみませーん」と女性が冷たいお茶を用意してきてくれた^^。もう、嬉しくなっちゃって。これでボクはシグマと女性社員の方の虜です^^
左奥が風除室です。右手には磨りガラスの大きい自動ドア。奥は通路でトイレもあります。
ロビーには歴代のカメラとレンズ、フラッシュなどがこれでもか!というくらい展示されています。ちょうどお昼時にお邪魔してしまったので、担当者の方もすぐには来れないと思っていたので、この”シグマ博物館”を片っ端から眺めまくりました。
パンケーキとか50mm F1.4とかね。ボクの琴線(きんせん)に触れるラインナップ群。
SD1はありましたが、Merrillは不在。DP1、DP2、Merrillも居なかったなぁ。一眼レフから、ビアジョッキののような大きなレンズや、今欲しい50mm F1.4などが展示されていました。ホントに素敵な空間でしたよ。
ピント検査をお願いしてみた
6〜7分ほど”レンズ博物館”を堪能し終えたところで、担当者さん登場。Kiss X4と30mm F1.4が待機しているテーブルに戻って、ピント調整依頼開始。
担当者さん、修理関係の指定用紙にレンズの裏側を見て番号を記載してる。
ボクはお茶をフーフー言いながら飲んでいる。すぐ横には冷たいお茶がある。お茶が二つあり熱い方を飲んでいるボクを担当者さんはまったく気にしていない様子だ。
ひととおり調査し終えたようで担当者さんからの質問タイム。
- Q. ピントがあっていないのは何で確認されましたか?
A. Macで等倍で写真を見たときです。目にAFしたつもりが前髪や後ろ髪にピントがキてる。 - Q. AFフレームはどこで使用されてますか?
A. 画面中央です。
上記内容にて説明後、担当者さんより伺ったお話を何点か。
- 上記のような質問は初心者の方がAFフレームをレンズ外周部にしている場合が多いため。
- レンズのピント検査はフィルム時代からあるサービスです。近年はPCで等倍表示される状況が多くなってきたので、ピント検査依頼が増えてきている。
- レンズ外周部は湾曲もあり解像度も落ちるのでAFフレームは画面中央が必須。
- チャートを持ってきて「何ミリ前ピン…後ピン」という方もいますが、チャートを過信するのは禁物で、チャート撮影には適切な距離や明るさなどの条件が必要。気軽にご相談いただきたい。
- レンズもカメラも個体差があるのでセットでの調整になります。カメラ側はなにもしません。カメラ側の個体差に合わせてレンズ側の調整、ファームの書き換えをおこないます。
- 検査終了後mシグマ会津工場から直送します。検査費や送料は一切不要です。
- レンズの調整に関しては保証期間が過ぎても無料です。
- ピント検査依頼から検査完了後工場発送までは、およそ10営業日〜2週間程度です。
- 夏休み前の検査受付は本日7月20日で締切です。良かったです。
担当者さんには色々なお話を伺うことができました。プロのお話は為になるし面白い。修理依頼の指定用紙に氏名住所電話番号を記載し、シグマ会津工場からの発送前に連絡をいただけることを確認して、用紙のコピー(控)を封筒にいれていただきました。紙1枚にしては厚い封筒な気がしますが、担当者さんの手厚い送迎に見送られシグマ本社を後にしました。
まとめてみた
シグマ本社がまさかこんな近場にあるとは思いもしませんでした。生活圏からおおそ40分ほどの距離です。自分が使用している道具のメーカー本社に飛び込んだコトなんてナイので、めちゃめちゃテンション上がりっ放しでした。カメラもレンズも沢山あるし、ロビー広いし、担当者さん丁寧で優しいし、受け付けてくれた女性の社員さんは熱いお茶出してくれて、ボクの身体を冷やさないように気を使ってくれて、優しいし^^
厚い封筒にはクリーニングクロスが!粋な計らい。泣けてくるぜぇ。
まぁ、滅多に行くトコロではないですが、手厚いサポートを受けられたので良かったです。
株式会社シグマはユーザーを大事にしてくれる素晴らしい思想を感じられる会社でした。
シグマに行ったら、DP2 Merrill が欲しくなってきちゃったぜぇ。
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