BRUTUSの「おいしいコーヒーの進化論」を読んでみました。
5年前に読んだ、BRUTUS「おいしいコーヒーの教科書」では、コーヒーの世界はこれほどにも奥が深いのかと、ちょっと衝撃を受けたんです。おいしいコーヒー自分で淹れることができたら、ヨメさんや友人が楽しんでくれるかな。なんて思ったんです。コーヒーを勉強してみようかな、と。
それからは、ネットで調べたり、本や雑誌を買ったりして勉強してみたんです。
コーヒーの歴史や文化や産地、品種や精製方法や、生産者と市場の問題などなど…。知れば知るほど、深く、面白いコーヒーの世界が広がっていました。
それまでは、自宅でコーヒーを飲むと言えば、インスタントコーヒーか、コーヒーメーカーだったんです。
BRUTUSを読んで、コーヒーミルとやかん、KONO式のドリッパーを購入して、ペーパードリップをするようになりました。
ペーパードリップはね、本当においしいんですよ。コーヒーメーカーを、まったく使わなくなるほどですよ。
「おいしいコーヒーの進化論」では、5年前よりずっとずーっとコーヒーが進化していました。エスプレッソ一辺倒だった時代は去り、スペシャルティコーヒーは浅煎りでフルーティーな酸味を楽しむようになり、ペーパーフィルターと空気圧で抽出するエアロプレスの登場や、ペーパードリップの蒸らし中に豆を混ぜちゃうなんて新技も登場してきています。
コーヒー豆はコロンビア、グアテマラ、ブラジル、キリマンジャロ…など、
コーヒー豆の原産国や原産地で銘柄を表示していました。
近年では、原産地のみならず、農園の名称や品種で銘柄を表示しています。
「エスメラルダ農園のゲイシャ」などが有名な農園と銘柄です。
ゲイシャ(Geisha)種はスペシャルティコーヒーの世界で最も注目を集めている品種です。
ゲイシャ種は粒が大きく、細長い外観をしており、カップは非常に秀逸なフローラルなアロマと柑橘類を思わすフレーバー、驚くほどすっきりした甘味を伴った酸味が特徴的です。しかし、ゲイシャ種は栽培が難しく、あまりに生産性が低いために長い間全く注目されることもなく、ほとんどが姿を消し、現在では非常に貴重な品種となっています。
ラ・エスメラルダ農園は、パナマ西部・バルー火山の山裾に広がり、平均標高1600m、豊かな降雨に恵まれ、農園内にも天然林が保護されているなど、豊かな自然環境に囲まれています。また、農薬を使わず、完熟実だけを手摘みし、収穫後の加工も細心の注意を払って行われているなど、まさに『世界最高のコーヒー』が生産されるにふさわしい農園です。
ギラギラした太陽が照りつける真夏の日課は、スタバのアイスコーヒーを飲むことでした。
金木犀が香り、空気がひんやりし始めた近頃は、自宅でハンドドリップする事が日課です。
ボクが淹れたコーヒーを美味しそうに飲んでいるヨメさんをみると、嬉しくなります。
お湯を沸かして、コーヒーミルで豆をごりごりと挽いて、ペーパーをセットしたドリッパーに粉を落として、お湯を注ぎ入れ30秒蒸らしつつ、コーヒーを淹れていきます。最初の一滴がサーバーに落ちる時は、新しい美味しい感動が生まれるようで嬉しいものです。
猛スピードで流れていく日々の時間の中で、一杯のコーヒーを淹れる時間は、
心が静かになる、ゆとりと穏やかさを与えてくれる、大切な時間です。
みなさんも、ハンドドリップ、初めてみませんか。
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